宇宙の果てまで

すばる望遠鏡が出来るまでを追ったドキュメンタリー本に気に入った文があったので(^^;。

  • なぜ日本が造るのか

カラヤンが指揮するベルリン・フィルハーモニーのCDがあれば手に入れば、日本にはオーケストラは要らないのか。私たち自信が創造することに意義があるのだ。

  • 何故今造るのか。光が飛んで百五十億年かかるのに、十年くらい待てないのか

今ならば日本の私たちが人類の知の地平を切り開ける。それだけの技術と経済力を日本は持ち始めている。

  • この大望遠鏡は何の役に立つのか

すぐには利益は上がらない。最新鋭のレーダーのように、国を守るのにも役立たない。しかし、我が国を「守るに値する国」、他の国から尊敬され信頼される国にするのには、大いに役立つ。

真ん中の文章は、すばる望遠鏡を作ろうと構想し始めた頃の話なので、今とは事情が違ってきているかもしれないけど、最初と最後の文章は、今でも通用する文章でしょう。